人生の主人公になるには主体性を発揮する

最高の自分

パブロフの犬を知っていますか。

犬にえさをあげる時にベルを鳴らす

これを毎日繰り返す。

そうすると、

ベルを鳴らすだけで犬はえさをもらえると思ってよだれを垂らすようになる。

これは、繰り返しある一定の条件を与え続けると、

同じ反応をするようになるということを表したものです。

私たち人間もこのように過去の同じような体験の繰り返しによって、

自動的に反応してしまうことはないでしょうか。

「雨が降ったら嫌な気持ちになる」

「人から悪口を言われたら落ち込む」

「子供が言うことを聞かないと怒る」など

これは主体性がなく反応的に生きているということです。

主体性とは何か

主体性とは、自らの意志によって、責任をもって行動する態度

主体性を持つということは、物事を自分で選択するということです。

そう、あなたは起きた出来事に自動的に反応しなくて良いのです。

有名なビジネス書である「7つの習慣」で印象深い言葉があります。

人間には「刺激と反応の間に選択できる力がある」

つまり、「雨が降って」も「嫌な気持ちになる」という選択をする必要はない。

「人から悪口を言われて」も「落ち込む」ことを選択する必要はない。

このように出来事と反応の間には、自由に選択できるスペースがあるのです。

自分が人生の主人公になる

反応的に生きている人は他人の人生を生きています

他人の人生の脇役として生きているのです。

主体的な人は自分の人生を生きています。

主体的な人は誰かのせいにしません。

何事も自分の責任として受け止めています。

主体的な人は自分で感情を選びます

雨が降っても落ち込むことを選択しません。

自ら考え、自らの意思で行動します。

主体的な人は自分で物語を書き、

その主人公になることができるのです。

コントロールできるもの、できないもの

世の中には自分でコントロールできるものとできないものがあります。

主体的な人はそれをしっかりと理解しています。

例えば、

雨が降ることをコントロールすることはできません。

しかし、雨が降った時の自分の感情はコントロールできます。

人から悪口を言われることをコントロールすることはできません。

しかし、その後の感情はコントロールできます。

傷付かない、落ち込まないという選択をすることができます。

大事なことは、あなたがコントロールできることに集中することです。

あなたは毎日コントロールできることとできないこと、どちらに時間を使っていますか。

人が悩むときは大抵コントロールできないことを考えている。

「地震が起きたらどうしよう」

「人から批判されたらどうしよう」

徹底的にコントロールできることだけに意識を向ける。

主体性を発揮する方法

ではどうすれば主体的な人になれるのでしょうか。

それは日々の生活の中で実践することです。

毎日起こる出来事に対してあなたがどう反応するかです。

あなたは人から悪口を言われたら落ち込んでしまいますか。

もしそうならそれをあらかじめ想定しておく。

悪口を言われたらどう反応するか、どういう態度でいるかを前もって決めておくのです。

例えば、

「人に悪口を言われる」
     ↓
「相手自身が何かに不満がある」
     ↓
「それは相手の問題」
     ↓
「気にしないでおこう」

このように、出来事への反応をあらかじめ決めておく。

書いておくと良いでしょう。

あなたが反応的になりやすいことへの対処法を前もって決めておくのです。

後は実際にそれが起こったときに決めたとおりの反応を選択することを意識します。

主体性を習慣化する

最初は難しいと感じるでしょう。

今まで反応的に生きてきた人ならなおさらです。

ここで提案があります。

それは期間限定にすること。

「今日だけは決めたとおりに反応・行動する」

というように、期間を決めるのです。

それを徐々に1週間、1ヶ月と延ばしていく。

そうすることで習慣化されます。

主体性を習慣化できると人生が変わる。

人生の主人公をあなたが取り戻すことができるのです。

見える世界が全く違ってきます。

人生を幸せにしたいなら主体的に生きることです。

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