コーヒーを淹れる時、「今」に生きている

幸せの感触

私はコーヒーが好きです。

毎日3、4杯飲んでいます。

やかんを火にかけ、その間にお気に入りのコーヒーカップにドリッパーを置いて、ペーパーフィルターをセットし、コーヒー粉を入れます。1人分だと大さじ2杯程度。

やかんが沸いたら、まずはコーヒー粉を蒸らします。まんべんなく粉が湿るように、でも雫が下に垂れないように気を付けて。

この時の理想的なお湯の温度は90~95度だそうですが、私はあまり気にしません。

しばらく待ちます。

30秒ぐらい。

再度やかんを手に取り、線を細くしてお湯を注ぎます。

円を描くように、回しながらお湯を注いでいきます。

この時コーヒーのいい香りが周りに立ち込めます。

そしてやかんを置きます。

しばらく落ちるのを待ちます。

コーヒーは最初にこした時点でコーヒーの成分の90%は流れるそうです。

あとは濃さを調整するためにドリップします。

2回目のお湯を注ぎます。

いつもの感覚でコーヒーカップのちょうどいいぐらいの量まで落ちるようお湯を注ぎます。

この時周囲にできたコーヒー粉の壁を壊さないように、でもまんべんなくお湯を注ぎ抽出します。

これで完成です。

美味しいコーヒーをのんびり頂きます。

この一連の動作。

コーヒーを淹れる時、「今」に集中しています。

過去でもなく未来でもなく今を生きています。

私たちが悩むときは大抵、過去の後悔や未来への不安で悩みます。

悩んでいる時は、自分が発する波動もネガティブな波動が出ています。

そのネガティブな波動がネガティブな事柄を引き寄せます。

それを断ち切るために、「今」に戻るためにコーヒーを淹れています。

コーヒーを淹れながら、テレビを見たりスマホをいじったり、他のことはしません。

コーヒーを淹れる。

ただそれだけに集中します。

他のことは考えません。

そうすることで今に戻れます。

今に集中できます。

人間は「今」に集中できている時が幸せを感じやすいそうです。

何かに夢中になっている時、時間があっという間に過ぎていた経験は誰にでもあると思います。

幸福な時間です。

私にとってはそれがコーヒーを淹れる時です。

コーヒーでなくても良いです。

よく言われているのが呼吸に意識を持っていくこと。

「吸って、吐いて。吸って、吐いて」

鼻から空気を吸い込んで肺に入っていき、それをまた吐き出す。

この動作に意識を集中することで「今」に戻ることができます。

何もしないでいると、ふと意識が過去や未来に行ってしまいます。

それに気づいたらまた呼吸に戻る。

この作業を繰り返します。

これは、マインドフルネスと言って、あのグーグルやFacebookなどの大企業が取り入れているほど効果が実証されているものです。

交感神経と副交感神経のバランスを整えたり、免疫力の改善や血圧の低下、睡眠の改善など多くの効果が実証されています。

コーヒーを淹れるでも、呼吸に意識を集中するでも、目を閉じて音に集中するでも何でも良いです。

自分なりのマインドフルネスで「今」に集中し、より幸せを感じられる人生を。

是非お試しください。

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