過去や未来で悩む時は「今」に集中する

人生を楽しむ

私たちは過去の失敗、苦い経験を思い出して後悔します。

また将来の生活、健康、お金について不安に思ってしまいます。

人間なら誰しも過去未来のことで悩みます。

過去は変えられない

過去に起こった出来事は変えることはできません。

タイムマシンで過去に戻って選択をし直すことはできません。

それでも私たちは過去にしてしまったことに思い悩み苦しみます。

もうどうすることもできないと分かっていても、なぜか苦しむことを選択してしまいます。

苦しみを味わったとしても何も生みません。

むしろ大事な「今」を犠牲にしています。

過去の解釈を変える

変えることができるとしたら、過去に起こった出来事の解釈だけです。

過去に経験した苦しい思い、辛い思い、恥ずかしい思い。

あなたは今でもそれを感じているに違いありません。

でもそれを変えることができます。

あなたは過去に大失敗をして、思い出して苦痛を感じているとします。

でもあなたは必ずその失敗から学びを得たはずです。

「いや、そんなことはない。学びなんて一つもない」

そんな風に言う前に、じっくりと考えてみてください。

必ず学びがあるはずです。

「あの失敗があったから、今は行動する時にしっかりと準備するようになった」

「苦しみを味わったから、人に優しくなれた」

「失敗を経験したおかげで謙虚になった」

必ずあります。

マイナスの側面を見ていた過去の出来事に新しい解釈を付け加える。

過去の出来事は変えられなくても、解釈を変えることができます。

そして新しい解釈からは、新しい感情が生まれます。

思考が変わるから、その思考から生まれる感情も変わるのです。

将来への不安

過去のことで悩むように、将来への不安を抱えている人もいるでしょう。

老後の不安。

経済的な不安。

健康面での不安。

私たちはまだ起きていない未来のことについて、悪い方に想像を膨らませて悩みます。

「今の状況がこうだから、未来はもっと悪くなっているだろう」

「昔から自分には才能がないから、未来に希望はない」

まだ来ぬ未来を憂いているのです。

「今」の行動が未来を創る

でもそれらはまだ起きていない、まだ現実になっていないことを想い悩んでいるだけです。

起きてもいない出来事から恐怖を感じているのです。

今のあなたの思考や行動が未来を創ります。

あなたが今恐怖を感じていたら、そのままそれが未来になります。

そういう未来がやってきます。

そうではなく、

「どうしたいのか」

「どうなりたいのか」

という質問が大事です。

将来への不安があることは分かった。

じゃあどうしたいのか?

これからやってくる未来は、今あなたがしている思考や行動に左右されます。

左右されるというか、それがすべてです。

大事なのは、

「今」あなたが何をするのか。

どういうあり方でいるのか、です。

「今」に集中すれば悩みはすべて解決する

過去のことで悩むのも、未来のことで悩むのも共通しているのが、「今」に集中していないことです。

私たちが生きているのは「今」しかありません。

できることは今しかないです。

過去に戻ることもできないし、未来に行くこともできない。

今しかない。

私たちが悩むのは、過去や未来のことを考えているからです。

今できることに集中することが悩まないためのコツです。

過去や未来のことを思い悩み、大切な「今」という時間を疎かにしてしまうのがもったいないです。

過去の思考や行動が「今」を創っています。

「今」の思考や行動が未来を創ります。

これからの未来を良くするのも悪くするのも「今」どうするかに掛かっています。

「今」に集中する方法は呼吸を意識すること

過去や未来のことで悩んでいる時は、まずは呼吸を意識してみることです。

吸って、吐いて。

吸って、吐いて。

「今息をしている」

そう実感するレベルにまで呼吸に意識を集中させます。

呼吸に意識を集中させている間、私たちは過去や未来のことを考えることはできません。

その瞬間に今に戻ることができるのです。

まずはそこからです。

今できることに集中すること。

「今自分には何ができるか」

「どういう自分でありたいか」

常に自分に問いかけてみてください。

これはものすごくシンプルですが、ものすごく大切なことです。

最初から大きなことをやる必要はありません。

今何ができるか。

「机の整頓をしてみようかな」

「ストレッチをしてみようかな」

小さなことからでいいのです。

「年収1,000万円になるにはどうすればいいか」

今そんなことを考えなくても良いのです。

今すぐにできることからやっていく。

過去や未来ではなく、今を生きる

そういう生き方が軽やかに人生を送る秘訣なのかもしれません。

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