行動することへの不安や恐怖に打ち克つ方法

人生を楽しむ

「もうすぐ受験だけど緊張で眠れない」

「3日後の会議でプレゼンをしないといけない」

「来週手術があり今から不安でしょうがない」

近い未来に訪れることに思いを巡らせて、不安や恐怖を感じたことはないでしょうか。

避けては通れないこと。

やらなければならないこと。

そういうことが近々あると、

「失敗したらどうしよう」、「上手くいかなかったらどうしよう」と考えてしまいます。

人間には危機察知能力が備わっている

危険を察知するために、事前にそう考える機能が人間には備わっています。

狩猟時代に食料を求めて狩りをする時に、肉食動物に遭遇すると緊張で鼓動が早くなる。

そうやって大昔から何か危険があると「危険が迫っているよ」と知らせる機能があるのかもしれません。

しかし、行動する前に、思い悩んでいたらどんどんその行動をすることが怖くなってきます。

その対象から逃げれば逃げるほど恐怖感が追いかけてきます

まるで金縛りにでもあったかのように恐怖感で行動できなくなってしまいます。

まずは不安と向き合うこと

目の前にあるやらなければいけないことに不安や恐怖を感じている時、

すぐに行動に移すことは難しいかもしれません。

それができれば苦労しない。

そう思う方もいるでしょう。

行動する前に、まず「今自分はどう感じているのか」を知ることから始めることです。

何が不安なのか。

何を心配しているのか。

そこをはっきりさせることです。

例えば、会議でのプレゼン。

何に不安を感じているのでしょうか。

もしかしたら、

「上手く喋れるかなあ」

「緊張で口元が震えるだろうなあ」

そんな不安があるのかもしれません。

はい、ここで分かりました。

不安の原因が分かりました。

不安や恐怖の原因が分かれば対策ができる

不安や恐怖の原因が分かればもう恐れることはありません。

これで対策ができることになります。

会議のプレゼンの例で言うと、

「上手く喋れない」

というのは、プレゼンの練習が圧倒的に不足しているからです。

会議中のシミュレーションをして何度も資料を口に出して読んでみる。

身振り手振りを加えてみる。

目線に気を付けてみる。

そうしたことを意識して練習してみることです。

そうすると、

「ここまで練習したんだから、これで本番当日に上手くいかなかったとしても仕方ないや」

そうやって開き直ることができてきます。

また「緊張して震える」ことに不安を感じるかもしれません。

ここで考えてみてください。

誰が「緊張してはいけない」と決めたのでしょう。

緊張しても良いのです。

「緊張しないように、しないように」

そう思うから余計に緊張してしまうのです。

「緊張しても良い。今の自分にできることを精いっぱいやろう」

そんな心持ちで良いのです。

行動すると案外どうってことなかった

「案ずるより産むが易し」

昔からのことわざに知恵が集約されています。

本当にそのまんま。

怖いと思っていたことをいざやってみると、本当に大したことがない

結果的にどうってことないことだった。

そういうことが圧倒的に多いです。

私たちは想像を膨らませて良からぬ未来を思い描いてしまい、その恐怖感から離れられません。

「過去や未来で悩む時は「今」に集中する」の記事で紹介しましたが、

「今」に集中できていないことが原因です。


しかし、想像した不安や恐怖の10%も現実にはならないのが実際のところです。

行動する前はあれこれ想像して怖かったものが、行動してみると意外とそうでもなかった。

それなら行動する前に思い悩んでいる時に、

「どうせ、行動したら大したことないんだよな」

「今悩んでいることの10%も現実にはならないんだよな」

結果を先回りして、大したことがないことにしてしまうのです。

そして実際に行動しても大したことなく終わります。

今行動せずに悩んでいることは、終わってみると何事もなく終わっています。

そう、結果は大したことなく終わるのです。

結果が分かっているなら恐れることはありません。

思い悩んでいる時は、「このことも大したことなく過ぎていく」

そう思って、気を楽にして、自然体で構えていればいいのです。

今不安に思っているこのことも、いずれ過ぎていきます。

不安の正体を知り、対策をして、後は行動するだけ。

あなたならきっとできます。

応援しています。

タイトルとURLをコピーしました